2016年11月05日

京都新聞で季節を辿る 11月5日。

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週末はお弁当がないのです。
皆さん、ごめんなさい。

闇夜に紅葉の「錦」

京都で紅葉の名所といえば、
数多ありすぎて、
人によって思い浮かぶ場所が
異なるであろうと思いますが、
永観堂は出身性別年齢など全てランダムに
「100人に聞きました」をしたら、
打率3割くらいは
必ず確保できそうな場所です。
(「100人に聞きました」を
近頃の人は知らないか。。)

通称「モミジの永観堂」ですからね。
確か、他の名所に先駆けて、
いち早く紅葉のライトアップを
はじめたのも永観堂ではなかったか。
昨日はこの「永観堂」で
ライトアップの試験点灯が行われました。

夜の特別拝観は11月8日からです。

さて、永観堂といえば、
モミジのほかにも
「みかえり阿弥陀さま」が有名です。
左肩越しに後ろを振り返っておられます。
見ようによってはピッチャーが
一塁ランナーを気にしている姿に
見えなくもありません。
表情も割とキリっとしているため、
一塁には先日現役を引退した
鈴木選手のような厄介者がいるのでしょう。

この阿弥陀さまはもともと、
奈良の東大寺に納められておりましたが、
たまたま東大寺別当職の永観さんが、
この阿弥陀さまを
拝見する機会がありました。

そのとき、蔵の奥深くに納められている
阿弥陀さまが呼びかける声を聞いた
永観さんは「このような蔵に
しまったまんまにしておくのは
もったいない」ということで、
後年、別当職を辞め、
阿弥陀さまを背負って
京都に入ることになりました。

なぜ京都にしたのかはわかりませんが、
古くから京都にそういう
磁力があったことが伺えます。

もちろん、そんな勝手なことを
東大寺の僧たちが許すはずもなく、
永観を追いかけたわけですが、
なぜか阿弥陀さまは
永観の背中を離れないので、
僧たちはあきらめて帰った僧です。

のちに永観50歳の頃、
阿弥陀さまの周りで
念仏を唱えたりしていると、
突然、阿弥陀さまが永観を先導して、
修行をはじめるではありませんか。
「阿弥陀さまが動いた!」

おそらく、クララが立ったときより、
驚いたことでしょう。
私なら腰を抜かしてしまいます。
永観も呆然と立ち尽くしておりました。
すると、阿弥陀さまは左肩越しに振り返り、
「永観、おそし」と
声をかけられたそうです。

あまりに突然のことでしたから、
永観は完全に不意を突かれ、
あえなく牽制死したのでした。
みかえり阿弥陀像はこのときの様子を
現しているのです。

みかえり阿弥陀さまのことばかり、
長々と書いてしまいましたが、
永観堂のモミジも、
ついつい振り返って、
いつまでも眺めたくなります。
ライトアップも楽しみですね。
京都に紅葉の季節がやってきました。




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posted by 涌井慎 at 20:26 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする